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私の夢(1)ミサイルブーメラン(逆進)化計画


「皆で実現しよう、こんな夢」
(1)ミサイルブーメラン(逆進)化計画…※2003(H15).2.1日記

古代ローマ帝国が成し遂げ得なかった世界制覇の野望を、米国のブッシュ大統領は昨
年末、第二次イラク攻撃を前に「既にルビコン川を渡った」との言葉に変え、遮二無二
実現しようとする意思を明らかにした。
世界各国は今、そうした米国の圧倒的武力を背景とした無理難題を回避する為の唯一
の手段として、叶う事ならミサイルを運搬手段とする大量破壊兵器の保有と、これに
併行した抑止手段の開発を極秘裏に進めている国が多いのではないだろうか。
そうした情勢の中、敗戦への反省として平和憲法を定め、米国の植民地化政策の頚木
断ちきれない侭の日本は、周辺諸国の一方的で理不尽な政治干渉にも「忍」の一字で
唯やり過ごす以外に道なきの如しだ。まことに寒心に堪えない。
そこで私は楽天広場のマイ・ホームページ「Toyohisa&Tomoko/徒然草」を利用し、シ
リーズ論壇「皆で実現しよう、こんな夢」と銘打ち、日頃から素人なりに考えていた
数々の意見を叩き台として随時発表。夢のような話と笑われそうな話しも含めて、有
志の方々と意見を交換できたらと思う。

さて、その先ず第一回目としての論題は「ミサイルブーメラン化計画」だ。
簡略に説明すると、地上から発射されたミサイルを、ブーメランの如く発射地点に逆
戻りさせてしまう機器の開発計画に、皆で智恵を出し合って見ようと言う事である。
多分大方の人は一読しただけで、「そんな荒唐無稽な…」と苦笑されるであろう。で
も原子爆弾だってミサイルだって私が生まれた1930年代初頭には、それ以上に荒唐無
稽な夢物語だったのだ。核や細菌や毒ガスなどの兵器の殆どは、高性能な電子機器で
誘導されるミサイルで運搬され、始めて有効的確な恐怖兵器となる。
だから、人工衛星などで常時地上からの発射を監視し、巡航状態に入るまでの進路を
すべて記録した上で、自国に危険を及ぼす可能性があるか判断されたら、直ちに迎撃
ミサイルで直接これを打ち落としてしまおうというのが、現在米国などが推進しよう
としている戦略だ。

でも仮に、これを打ち落とさずに発射地点に向かってブーメランの如く舞い戻らせれ
たらどうであろう。それは正に天に唾する行為同然、自らを攻撃者と限定して発射し
た大量破壊兵器が頭上から降ってくるのだ。もしこんな機器が現実に開発されたら如
何なるエゴイスト達も晴天の霹靂である。飢えに瀕した国民を更に鞭打ってまでミサイ
ルや核の開発を強行する小国も、一極支配を良い事にヤクザまがいの脅しを連発して
世界制覇の野望を剥き出しにする大国も、すべて大量破壊兵器の開発保有など無意味
な時代になったと自覚するに違いない。

勿論、「そんな事が出来るだろうか…? また仮に出来るとして、平和憲法には触れな
いか…? 更に米国が黙って見ているだろうか?」といった疑念を抱かれる方が殆どで
あろう。実は私自身この計画は数年前にエイプリルフールの落とし噺として発案した
ものだった。でも、今現実問題として考え直して見ると、技術問題は世界の英知が
揃えば、加速度的に科学技術が進歩する昨今とあって必ず解決可能なように思う。
憲法の制約も専守防衛の為の機器だし国民的な理解も容易だろう。更に米国の出方
にしても、対立する思想のカーター元大統領や、全くの無名人だった田中さんがノー
ベル賞を受賞したように、良識的な世論も一方で健在とも考えられ、望み無きにしも
非ずといえよう。

ともあれ、例え荒唐無稽と笑われようと、もし今人類を絶滅の危機から救い世界を恒久
平和に導く手段があるとすれば、残る手段は唯一これしかないと私は確信する。








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